レンタカー・カーシェアのスタッドレスタイヤ|冬に借りる時の確認

雪の駐車場に止まる車と冬用タイヤ、スタッドレスタイヤのレンタカーで確かめることを紹介する記事タイトル

当サイトは国土交通省・警察・JAF・日本自動車タイヤ協会(JATMA)など公的機関や団体の公開情報と、自動車・タイヤメーカーの公式情報をもとに編集部が独自に執筆しています。タイヤのサイズや指定空気圧、締め付けトルクは車種・年式によって異なるため、お乗りの車の取扱説明書や車体の表示で確認してください。冬用タイヤの規制やチェーン規制は道路・地域・時期で変わるため、お出かけ前に道路管理者や警察の最新情報を確認してください。記事内には広告を含む場合があります。

冬の旅行や帰省で、雪の降る地域へレンタカーやカーシェアで行く予定がある方も多いはずです。

結論から言うと、スタッドレスタイヤのレンタカーは「頼めば付いてくる」とは限りません。地域や店、時期で扱いが違うので、予約の段階で確かめておくのがいちばん確実です。

この記事では、冬に車を借りる時に見ておきたいことを、予約時・受け取り時・走行中の3つの場面に分けて紹介します。

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目次

スタッドレスタイヤのレンタカーは予約時に確かめる

先に結論

JAFは、雪があまり降らない地域に住む人が雪道を走る時は、レンタカーを使う方法もあると紹介しています。そのうえで、冬はスタッドレスタイヤに履き替えていることが多いものの、念のため予約時に確認するよう案内しています。

『冬なんだから、どの車もスタッドレスでしょ?』と思いますよね。

実は、雪の少ない地域の店では、ふだんのタイヤのまま貸し出している車もあります。大手のレンタカー会社の案内を見ても、一部の店舗だけスタッドレスタイヤが標準で、それ以外は有料のオプションという形がありました。

今すぐ確かめておきたい3つのこと

予約の前に見ておくこと
  • 借りる店舗の車にスタッドレスタイヤが標準で付いているか
  • 標準でなければ、有料オプションで付けられるか
  • タイヤチェーンを車に積んでもらえるか(店によっては用意がない)

店のサイトに「冬用タイヤ」「スノータイヤ」といった欄があれば、そこを見てみてください。分かりにくい時は、電話で「年末から3日間、雪道を走る予定です」と日程と行き先を伝えて聞くのが早いですよ。

行き先まで伝えると、その道で必要になりそうな装備も一緒に教えてもらえることがあります。

例えばこんなやりとりです。

「1月の週末に、山のほうの温泉まで走る予定なんですが、スタッドレスタイヤの車はありますか?」

「その店舗は冬の間は標準装備です。チェーンは積んでいないので、必要なら別の店舗をご案内します」

カーシェアのスタッドレスは「付いていない」前提で考える

ここが大事なところです

大手のカーシェアの案内では、原則としてスタッドレスタイヤは付いていません。冬の間だけ一部のエリアで標準になったり、一部のステーションで有料オプションになったりする形です。

カーシェアは手軽に借りられるぶん、タイヤの種類まで気にせず予約しがちですよね。

ただ、カーシェアのスタッドレス事情はレンタカーとかなり違います。同じ会社でも、去年あったステーションに今年は無い、ということも起こりえます。

比べる点レンタカーカーシェア
スタッドレスタイヤ店舗や地域で標準のこともある原則なし。冬だけ一部で標準やオプション
確かめ方予約時に店へ聞ける予約画面の車の情報やオプション欄で見る
チェーン店舗によって用意がない車ごとに違うので予約前に確認
雪道の走行店の案内に従う降雪時や早朝・夜間の凍結路は走らないよう案内している例がある

大手カーシェアの案内では、出発前に予約した車のタイヤを確認するよう書かれています。スタッドレスのオプションを付けて予約した時も、乗る前に自分の目で見ておくと安心です。

スタッドレスタイヤ付きレンタカーの探し方

スタッドレスタイヤ付きレンタカーを探す時は、次の順に当たると見つけやすいです。

探す順番
  1. 行き先に近い雪の多い地域の店舗を候補にする(冬は標準のことがある)
  2. 出発地の店舗なら、冬用タイヤのオプションの有無を聞く
  3. カーシェアは予約画面で冬用タイヤの車を探し、無ければレンタカーに切り替える
  4. どの方法でもチェーンの有無を一緒に確かめる

『新幹線や飛行機で近くまで行って、現地で借りたほうが楽かも』という考え方もあります。雪の多い地域の店なら冬の装備がそろっていることも多いので、行き方とセットで考えてみてください。

冬にレンタカーやカーシェアを借りる時の確認を予約時・受け取り時・走行中に分けた図解

受け取りの時にタイヤを自分の目で見る

先に結論

車を受け取ったら、タイヤの横の表示と溝の状態を見ておきましょう。冬用タイヤの横には「STUDLESS」か「SNOW」の文字があります。

『借りる車だし、タイヤのことは店に任せていいのでは?』と思う方も多いはずです。

もちろん整備は店の仕事です。それでも、雪道を走るのは自分なので、出発前の数分で見ておく価値はありますよ。

受け取り時のチェック
  • タイヤの横に「STUDLESS」か「SNOW」の文字があるか
  • 4本とも同じ種類の冬用タイヤか
  • 溝の中にプラットホーム(新品時から半分すり減ると出る段差)が出ていないか
  • 大きな傷やひび割れがないか
  • チェーンが積んであるか、付け方の説明書きがあるか

JATMA(日本自動車タイヤ協会)は、残り溝が新品時の50%未満になった冬用タイヤは、雪や氷の道では冬用タイヤとして使わないよう案内しています。その目印がプラットホームです。

見分け方の詳しい手順はスタッドレスタイヤの見分け方で紹介しています。

気になる点があったらその場で聞く

もしタイヤの状態が気になったら、出発前にスタッフへ伝えてみましょう。

「このタイヤ、溝の中の段差が出ているように見えるんですが、雪道でも大丈夫でしょうか」

こう聞くだけで、確認してもらえたり、別の車に替えてもらえたりすることがあります。遠慮して黙ったまま出発するより、ずっと気が楽ですよ。

走行中に気をつけること(凍結路・規制・チェーン)

先に結論

スタッドレスタイヤでも、凍った道では止まるまでの距離が長くなります。いつもより速度を落とし、車間距離をたっぷりとって走りましょう。

『スタッドレスだから、もう雪道でも大丈夫』と思いたくなりますよね。

ただ、JAFは雪道テストの結果から、スタッドレスタイヤでも凍った道での過信は禁物だとしています。慣れない車ならなおさらです。

場面気をつけること
走り出しアクセルはじわりと踏み、ゆっくり発進する
ブレーキ早めにゆるやかに。ABS付きの車は止まるまで踏み続ける
カーブ手前の直線で減速を終えておく
下り坂手前でシフトダウンしてエンジンブレーキを使う
橋の上・日陰凍りやすいので、乾いて見えても速度を落とす

運転のコツは、JATMA・JAF・国土交通省の案内をもとにまとめています。雪道全体の注意はスタッドレスタイヤでどれくらいの雪道まで大丈夫?も参考にしてください。

チェーン規制が出たらスタッドレスでも通れない

国土交通省は、チェーン規制の区間ではスタッドレスタイヤを付けていてもチェーンがないと通れないと案内しています。チェーン規制は、大雪の時などに峠や高速道路の決まった区間で出される規制です。

借りた車にチェーンが積んであっても、付け方を知らないと現地で困ります。

よくある失敗

雪の降る駐車場で初めてチェーンの袋を開けて、付け方が分からず時間がかかってしまう。受け取り時に付け方の説明を聞くか、明るいうちに一度広げて確かめておくと安心です。

規制の違いは冬用タイヤ規制とチェーン規制の違いで、チェーンを用意する場面はスタッドレスタイヤにチェーンは必要?で詳しく紹介しています。

よくある相談:レンタカー・カーシェアのスタッドレス

冬に車を借りる人から、よく聞かれる相談を3つ取り上げます。

雪の山道へ行くけれど、スタッドレスのレンタカーで大丈夫?

冬の高原や温泉地へ、スタッドレスタイヤのレンタカーで行く予定という相談です。

スタッドレスタイヤは雪や氷の道に向けて作られたタイヤですが、雪の量や凍り方によっては、それだけで走れない場面もあります。

出発前に、行き先の道路状況と天気予報を確かめておきましょう。JAFは、道路の情報をJARTIC(日本道路交通情報センター)のホームページで確認するよう案内しています。

そのうえで、チェーンを積んでもらう、時間に余裕を持つ、幹線道路を中心にルートを組む、の3つを用意しておくと心強いです。

カーシェアでスタッドレス付きが見つからない時は?

去年はスタッドレス付きのカーシェアがあったのに、今年は見当たらないという相談です。

カーシェアのスタッドレスは、冬の間だけ、一部のエリアやステーションで用意される形が多いです。見つからない時は、レンタカーの店舗に問い合わせるほうが早いこともあります。

状況次の一手
近くのステーションに冬用タイヤの車がない少し離れたステーションも探す
オプションの枠が埋まっている日程をずらすか、レンタカーに切り替える
どちらも難しい公共交通で雪の多い地域まで行き、現地で借りる

タイヤが古そうに見えたけれど、言ってもいい?

借りた車のスタッドレスタイヤが、製造から何年もたった物だったという相談もあります。

タイヤの横にある4桁の数字は製造年週で、例えば「1220」なら2020年の12週目に作られたという意味です。JATMAは、使い始めて5年以上たったタイヤは点検を、製造から10年たったタイヤは溝が残っていても交換をすすめています。

年数だけでタイヤの良し悪しは決まりませんが、気になるなら遠慮せず店に聞いてみてください。ゴムの硬さや溝の状態を含めて、安心できる説明をもらえるはずです。

借りるか買うか迷った時の考え方

先に結論

雪道を走るのが年に1〜2回なら、その都度借りる方法は十分に現実的です。毎週のように雪道を走るなら、自分の車にスタッドレスタイヤを用意するほうが安心です。

『毎年借りるくらいなら、自分の車に買ったほうがいいのかな』と迷う方も多いですよね。

ここは、雪道を走る回数と、借りる手間をどう感じるかで決まります。

都度借りる向きの人
  • 雪道を走るのは旅行の時だけ
  • 自分の車のタイヤを保管する場所がない
  • 冬に履き替える手間を省きたい
自分で用意する向きの人
  • 通勤や買い物で冬の朝晩に車を使う
  • 急な雪でも自分の車で動きたい
  • 借りられる店やステーションが近くにない

金額で比べる時は、オプション料金の見積もりと、タイヤの購入や履き替え、保管にかかる見積もりを並べてみてください。タイヤを月額で使うサービスとの違いはスタッドレスタイヤのレンタル・サブスクとはで紹介しています。

都度借りる場合と自分の車にスタッドレスを用意する場合の向き不向きを比べた図解

今の車を見直すきっかけになることも

冬のたびに車を借りているうちに、『そもそも今の車、あまり乗っていないかも』と気づく方もいます。

タイヤ代や車検の費用がかさむ時期に今の車を手放すことを考えるなら、下取りだけでなく買取店に売る方法もあります。先に今の車の相場を調べておくと、借りる生活に切り替えるかどうかも判断しやすくなりますよ。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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よくある質問

スタッドレスタイヤのレンタカーはどの店でも借りられますか?

店舗や地域、時期で扱いが違います。冬は標準で付いている店もあれば、有料オプションの店もあります。予約時に、雪道を走る予定だと伝えて確かめておきましょう。

カーシェアのスタッドレスはオプションで付けられますか?

大手カーシェアの案内では、冬の間だけ一部のステーションで有料オプションにしている形があります。原則は付いていないので、予約画面で冬用タイヤの車かどうかを確かめてください。

スタッドレスタイヤ付きレンタカーならチェーンはいりませんか?

チェーン規制の区間では、スタッドレスタイヤでもチェーンがないと通れません。店によってはチェーンを用意していないこともあるので、予約時に一緒に確かめておくと安心です。

借りた車のタイヤが冬用かどうか、どこを見れば分かりますか?

タイヤの横に「STUDLESS」か「SNOW」の文字があれば冬用タイヤです。あわせて溝の中のプラットホームが出ていないかも見ておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • スタッドレスタイヤのレンタカーは店舗や地域、時期で扱いが違うので予約時に確かめる
  • カーシェアは原則スタッドレスなしで、冬だけ一部で標準やオプションになる
  • 受け取り時はSTUDLESSの表示、プラットホーム、チェーンの有無を見る
  • スタッドレスでも凍った道では止まりにくく、チェーン規制ではチェーンが要る
  • 借りるか買うかは、雪道を走る回数と手間で考える

スタッドレスタイヤそのものの基本はスタッドレスタイヤの基礎知識でまとめています。

スタッドレスタイヤガイド

スタッドレスタイヤガイド 編集部

スタッドレスタイヤの選び方・サイズの見方、履き替えの時期と交換の方法、寿命の見分け方、保管と処分、冬の道路の規制、タイヤの費用がかさんだ時に今の車を乗り続けるか手放すかの判断まで、公的機関とメーカーの公式情報をもとにまとめている情報サイトです。 公式サイト

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