スタッドレスタイヤのレンタル・サブスクとは|購入との比較と向いている人

雪の降る駐車場の乗用車と冬用タイヤ、スタッドレスタイヤのレンタルと購入の比べ方を紹介する記事タイトル

当サイトは国土交通省・警察・JAF・日本自動車タイヤ協会(JATMA)など公的機関や団体の公開情報と、自動車・タイヤメーカーの公式情報をもとに編集部が独自に執筆しています。タイヤのサイズや指定空気圧、締め付けトルクは車種・年式によって異なるため、お乗りの車の取扱説明書や車体の表示で確認してください。冬用タイヤの規制やチェーン規制は道路・地域・時期で変わるため、お出かけ前に道路管理者や警察の最新情報を確認してください。記事内には広告を含む場合があります。

雪が降るのは年に数回だけ。冬のスキーや帰省のためだけに、スタッドレスを4本買うのはもったいない気がしますよね。

結論から言うと、スタッドレスタイヤのレンタルやサブスクは、使う日が少なく、置き場所がない人に向いた選択肢です。ただ、借りる以外にも、買う・オールシーズンタイヤにする・雪の日はレンタカーにする・車ごと見直す、という道があります。

まずは、この冬に雪道を走る日が何日ありそうか、タイヤを置く場所があるかを考えてみてください。この記事では、レンタルの仕組みと、ほかの選択肢との比べ方を紹介します。

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目次

スタッドレスタイヤのレンタル・サブスクとは|購入との違い

先に結論

スタッドレスタイヤのレンタルやサブスクは、タイヤを買わずに、決まった期間だけ借りて使う仕組みです。保管や処分の手間が減る代わりに、期間や返す時の条件など、契約で決まることが増えます。

『スタッドレスって、借りられるの?』と驚く方もいるかもしれませんね。

実は、タイヤ販売店などが、冬の間だけスタッドレスを貸し出すサービスを用意していることがあります。呼び方はサービスによってさまざまです。

呼び方形の例確かめたいこと
レンタル1シーズンや月単位など、期間を決めて借りる期間の単位と延長できるか
サブスク毎月や毎年の定額で、タイヤを使い続ける何年続ける前提か、途中でやめられるか
リース数年単位の契約で、交換や保管がセットのことも契約期間と中途解約の扱い

どの名前でも、中身はサービスごとに違います。名前より、契約の中身で比べるのが大事なんです。

補足

スタッドレスタイヤのレンタルやサブスクについて、国や業界団体が出している公的な決まりや目安は、今のところ見当たりません。条件はサービスごとに決まっているので、契約の前に一つずつ確かめてみてください。

購入とレンタルの違い

買う場合とレンタルの場合で、何が違うのかを並べてみました。

比べること買うレンタル・サブスク
タイヤの持ち主自分サービス側
保管自分で置き場所を用意するか、保管サービスを使うサービスに含まれることが多い
履き替え自分で手配するサービスに含まれることがある
古くなった時自分で買い替えと処分をする新しいタイヤに替えてもらえることも
使う年数長く使うほど1年あたりの負担が下がる毎年同じように費用がかかる
自由度好きな時に好きな車で使える期間や車が契約で決まる

買ったスタッドレスは、JATMA(日本自動車タイヤ協会)の目安では、使用開始から5年以上で点検、製造から10年で交換が勧められています。何シーズン使えるかは、溝やゴムの硬さで変わります。

1シーズンだけ借りたい時

『この冬だけ、雪国に行く予定がある』という場合、スタッドレスタイヤを1シーズンだけレンタルしたいと考えますよね。

1シーズン単位で借りられるかは、サービスによって違います。冬の初めは予約が集中しやすいので、行く日が決まったら早めに問い合わせておくと安心です。

借りる前に自分で確かめたいサイズ

借りる場合も、タイヤのサイズは自分の車に合わせる必要があります。問い合わせの時に聞かれることが多いので、先に調べておきましょう。

問い合わせ前の準備
  1. 運転席のドア付近の表示か取扱説明書で、指定のタイヤサイズを確かめる
  2. 今の夏タイヤの横の表示で、サイズと荷重の指数(ロードインデックス)を読む
  3. ホイールごと借りたいか、今のホイールに付けてほしいかを決める
  4. 使いたい期間と、雪道を走る予定の日をメモする

サイズの読み方は、タイヤサイズの見方で紹介しています。

スタッドレスタイヤを買う・借りる・オールシーズンにする・車を見直すの4つの選択肢を比べた図解

「買う・借りる・オールシーズン・車を見直す」4択の判断表

ここが大事

冬の備え方は、スタッドレスを買うか借りるかの2択ではありません。オールシーズンタイヤにする、雪の日は車を変える・手放すまで含めて、手間・保管・使う年数で比べると、自分に合う方法が見えてきます。

『レンタルと購入、どっちが得なの?』という疑問は多いですよね。

ただ、得かどうかは、雪道を走る日数と、今の車にあと何年乗るかで大きく変わります。そこで、4つの選択肢を表にしてみました。

選択肢手間保管向いている使う年数向いている人
スタッドレスを買う毎年の履き替えを自分で手配自分で用意今の車に何年も乗る毎冬、雪道を走る
レンタル・サブスク契約と返却の手配サービスに任せられることが多い1〜数シーズン雪道は時々・置き場所がない
オールシーズンタイヤにする履き替えなし不要今のタイヤと同じ雪がちらつく程度の地域
雪の日はレンタカー・電車予約の手配不要期間を問わない雪道を走る日が年に数日
今の車を売って見直す売却と次の車の手配不要乗り換えを考えている車検や修理の費用も重なる

どれがいちばん安いかは、人によって違います。次の表で、自分の数字を入れて比べてみてください。

自分の数字を入れて比べる表

空欄には、見積もりや自分の予定を書き込みます。

項目買うレンタル・サブスクレンタカー・電車
最初にかかる費用タイヤ・ホイールの見積もり額契約時の費用なし
毎年かかる費用履き替え・保管の見積もり額年額や期間ごとの料金雪の日の利用料
使う予定の年数
合計(最初+毎年×年数)

使う予定の年数が長いほど、買う場合の1年あたりの負担は小さくなります。反対に、今の車にあと1〜2年しか乗らないなら、借りるほうが合うこともありますよ。

買って長く使うなら、手入れで1年あたりの負担が変わる

スタッドレスを買う場合は、何シーズン使えるかで1年あたりの負担が変わります。

ブリヂストンは、スタッドレスの性能は使い始めから少しずつ下がり、特にゴムの硬化や偏った減りで下がりやすいと説明しています。シーズン前に店で溝とゴムの硬さを見てもらい、長く使えるかを確かめておくと安心です。

保管の仕方も大事です。JATMAは、直射日光や雨、熱源を避け、ホイール付きなら空気圧を使用時の半分ほどにして横に積むよう案内しています。

冬の車の費用全体は、スタッドレスタイヤにかかる費用の全体像でまとめています。スタッドレスの値段の決まり方は、スタッドレスタイヤの値段はどう決まる?で紹介しています。

オールシーズンタイヤという選び方

『履き替えそのものをやめたい』なら、オールシーズンタイヤも候補になります。

JAFによると、側面にスノーフレークマークがあるオールシーズンタイヤは、高速道路で冬用タイヤ規制が出ていても走れます。ただ、凍った路面での止まる力や曲がる力はスタッドレスに劣り、全車両チェーン装着の規制が出た時はチェーンが要ります。

オールシーズンのよいところ
  • 季節ごとの履き替えがいらない
  • 外したタイヤの置き場所がいらない
  • 雪がちらつく程度の日にも備えられる
オールシーズンで気をつけたいところ
  • 凍った路面ではスタッドレスより滑りやすい
  • 大雪のチェーン規制ではチェーンが要る
  • どの性能を重視しているかは商品ごとに違う

違いのくわしい比べ方は、オールシーズンタイヤとスタッドレスの違いで紹介しています。

雪の日だけレンタカーにする

雪国へ行くのが年に1〜2回なら、自分の車で行かないという方法もあります。

JAFは、雪があまり降らない地域に住んでいる人が雪道を走る時は、レンタカーを使う方法もあると案内しています。レンタカーは冬にスタッドレスへ履き替えていることが多いものの、念のため予約の時に確かめるよう勧めています。

大手のレンタカーやカーシェアの案内を見ると、スタッドレスが標準の店や地域がある一方で、有料のオプションだったり、付いていなかったりすることもあります。予約の時に「スタッドレスは付いていますか」と聞いておきましょう。

レンタル・サブスクが向いている人と、契約前に確かめること

先に結論

レンタルやサブスクが向いているのは、雪道を走る日が少なく、タイヤの置き場所がなく、今の車に何年乗るか決まっていない人です。契約の前には、期間・料金に含まれる作業・傷や摩耗の扱いを確かめておきましょう。

向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
雪道を走るのは冬に数回だけ毎日のように雪道を走る
マンション住まいでタイヤを置けない物置や車庫に置き場所がある
今の車にあと何年乗るか決めていない今の車に長く乗るつもり
履き替えや保管の手配を任せたい自分で履き替えの時期を決めたい

『自分は向いているのかな?』と迷ったら、雪道を走る日数と置き場所の2つから考えてみてください。

タイヤを置く場所がないだけなら、買ったタイヤを預ける保管サービスという方法もあります。くわしくはタイヤ保管サービスとはで紹介しています。

契約前に確かめること

レンタルやサブスクは、サービスごとに条件がまったく違います。契約の前に、次のことを一つずつ確かめてみてください。

契約前のチェックリスト
  • 借りられる期間の単位(1シーズン・月単位など)と延長の可否
  • 料金に、履き替え・バランス・保管が含まれるか
  • 自分の車のサイズに合うタイヤを用意できるか
  • 返す時の傷や摩耗の扱いと、追加の料金
  • 途中でやめる時や、車を買い替えた時の扱い
  • 借りるタイヤの溝や製造年週を確かめられるか

借りるタイヤも、溝やゴムの状態は安全に直結します。JATMAは、冬用タイヤは残り溝が新品時の50%未満になると冬用として使えない、としています。受け取る時にプラットホームが出ていないかを見ておくと安心です。

よくある失敗

雪の予報が出てから慌てて申し込み、在庫がなかったり、履き替えの予約が取れなかったりするケースです。冬の予定が決まったら、早めに問い合わせておきましょう。

サブスク・リースで見落としやすいこと

何年か続ける前提のサブスクやリースでは、途中で状況が変わった時の扱いが大事になります。

例えば、契約の途中で車を買い替えると、タイヤのサイズが変わることがありますよね。

「車を買い替えたら、タイヤも替えてもらえますか?」
「途中でやめる時に、費用はかかりますか?」

この2つは、契約の前に聞いておくと安心です。

借りる時も運転の注意は同じ

スタッドレスを借りても、雪道の運転の注意は同じです。新品に近いスタッドレスは、ブリヂストンによると、なじむまで60km/h以下で200km以上の慣らし走行が勧められています。

レンタルのタイヤが新品かどうかは、受け取る時に聞いてみてください。雪道の走り方は、スタッドレスタイヤでどれくらいの雪道まで大丈夫?で紹介しています。

車ごと手放すなら|タイヤ代と車の価値を比べる

ここが大事

スタッドレスを買うか借りるかで迷う時は、今の車にあと何年乗るかも一緒に考えると答えが出やすくなります。車検や修理の費用も重なるなら、乗り換えや売却も判断の材料に入れてみてください。

『スタッドレスを買っても、来年には乗り換えるかもしれない』という方もいますよね。

その場合、タイヤにかける費用と、今の車に残っている価値を並べて比べるのが近道です。

タイヤ・車検・修理の費用と、今の車の価値を比べる

冬の前は、スタッドレスの購入やレンタル、車検、修理の費用が重なりやすい時期です。

今の車の状況考え方の例
長く乗る予定・状態もよいスタッドレスを買って、何シーズンも使う
1〜2年で乗り換えるかもしれないレンタルやオールシーズンで様子を見る
車検と修理の費用も重なる費用と今の車の価値を比べ、売却も検討する
冬に車をほとんど使わない雪の日はレンタカーにして、車の持ち方を見直す

今の車を手放すなら、販売店の下取りだけでなく、買取店に売る方法もあります。複数の店に査定を頼むと、今の車の相場が分かり、判断しやすくなります。

乗り換えの時期の考え方は、車の買い替えは冬前と冬明けどっちがいい?で紹介しています。

冬の間の足をどうするかも決めておく

冬の前に今の車を手放す場合は、次の車が来るまでの間、雪の日の移動をどうするかも考えておきましょう。

次の車をスタッドレス付きで用意できるのか、自分で用意するのかで、タイヤを買う時期も変わります。乗り換えの段取りと冬の備えは、一緒に決めておくとむだが出にくくなります。

スタッドレスを付けたまま売るか、外して売るか

すでにスタッドレスを持っている場合は、車と一緒に手放すか、外して別に扱うかも考えておきましょう。

外したスタッドレスは、次の車でサイズが合えば使えることもあります。合わなければ、タイヤだけ売ったり処分したりする方法があります。

どちらが得かは車やタイヤの状態で変わるので、査定の時に「スタッドレスを付けたままと外した場合で違いますか」と聞いてみてください。くわしくはスタッドレスタイヤ付きで車を売るとどうなる?で紹介しています。

売る時に気をつけたいこと

国民生活センターには、車を売る時のトラブルの相談が寄せられています。売る前に、次の点を知っておくと安心です。

車を売る前に確かめること
  • 修復歴や事故歴を知っているなら、査定の時に伝える
  • その場で契約せず、一度持ち帰って考える
  • キャンセルの条件とキャンセル料を、契約前に確かめる
  • 代金の支払い時期を契約の時に確かめる

国民生活センターによると、車の売却は特定商取引法のクーリング・オフの対象外です。契約すると、原則として契約書の内容に縛られるので、中身を読んでから決めましょう。

不調や傷を隠して売ると、あとで話がこじれる原因にもなります。分かっていることは正直に伝えておくのがいちばんです。

車を手放すか乗り続けるかを、タイヤや車検の費用と車の価値で比べる流れの図解

スタッドレスタイヤのレンタルのよくある相談

ネットの質問サイトでよく見かける相談を、3つ取り上げてみます。

「雪が降らない地域で、スタッドレスは借りられる?」

ふだんは雪が降らない地域に住んでいて、冬に数回だけ雪道を走る予定がある、という相談です。閲覧数がとても多く、同じ悩みの方が多いことが分かります。

レンタルを扱う店やサービスがあるかは、地域によって違います。近くのタイヤを扱う店に「スタッドレスの貸し出しはありますか」と聞いてみるのが早いです。

見つからない時は、雪道の区間だけレンタカーにする方法もあります。JAFも、雪があまり降らない地域の人にはレンタカーという方法があると案内しています。

「スキー場に行くために、1か月だけ借りたい」

冬のスキー場や帰省のために、1か月ほどスタッドレスを借りたい、という相談です。

借りられる期間の単位は、サービスによって違います。1シーズン単位の契約しかないこともあるので、問い合わせる時に「1か月だけ借りられますか」とはっきり聞いてみてください。

行き先で大雪のチェーン規制が出ると、スタッドレスでもチェーンが要ります。借りる時に、チェーンの用意も一緒に考えておきましょう。

「レンタルと中古を買うのは、どっちがいい?」

レンタルの料金と、ホイール付きのスタッドレスを中古で買う場合を比べている、という相談です。

中古は、製造年週やゴムの硬さ、溝の残りを自分で確かめる必要があります。JAFも、中古タイヤを選ぶ時は製造年週を確認するよう案内しています。

『安く済ませたいけど、状態が分からないのは不安』という方は、レンタルのほうが気が楽かもしれません。中古の選び方は、中古スタッドレスタイヤの選び方で紹介しています。

新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく

新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。

『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。

手放し方の選択肢

今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。

納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。

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よくある質問

スタッドレスタイヤのリースとレンタルは何が違いますか?

呼び方は違っても、中身はサービスごとに決まっています。数年単位の契約もあれば、期間を決めて借りる形もあるので、契約期間と途中でやめる時の扱いを確かめてください。

スタッドレスタイヤのサブスクは、購入より得ですか?

雪道を走る日数と、今の車に乗る年数で変わります。長く乗るなら購入、乗る年数が短いなら借りるほうが合うこともあります。自分の数字を入れて比べてみてください。

レンタルのスタッドレスでも、冬用タイヤ規制の道を走れますか?

スタッドレスタイヤなら、レンタルでも冬用タイヤとして扱われます。ただし、大雪でチェーン規制が出た時は、スタッドレスでもチェーンが要ります。

レンタカーにはスタッドレスが付いていますか?

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まとめ

この記事の要点
  • スタッドレスタイヤのレンタル・サブスクは、決まった期間だけ借りて使う仕組み
  • 条件はサービスごとに違うので、期間・含まれる作業・返す時の扱いを確かめる
  • 買う・借りる・オールシーズン・雪の日はレンタカーの中から、手間と保管と年数で比べる
  • 今の車に乗る年数が短いなら、タイヤ代と車の価値を比べて売却も考える
  • 売る時は修復歴を伝え、キャンセル条件を契約前に確かめる
スタッドレスタイヤガイド

スタッドレスタイヤガイド 編集部

スタッドレスタイヤの選び方・サイズの見方、履き替えの時期と交換の方法、寿命の見分け方、保管と処分、冬の道路の規制、タイヤの費用がかさんだ時に今の車を乗り続けるか手放すかの判断まで、公的機関とメーカーの公式情報をもとにまとめている情報サイトです。 公式サイト

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