当サイトは国土交通省・警察・JAF・日本自動車タイヤ協会(JATMA)など公的機関や団体の公開情報と、自動車・タイヤメーカーの公式情報をもとに編集部が独自に執筆しています。タイヤのサイズや指定空気圧、締め付けトルクは車種・年式によって異なるため、お乗りの車の取扱説明書や車体の表示で確認してください。冬用タイヤの規制やチェーン規制は道路・地域・時期で変わるため、お出かけ前に道路管理者や警察の最新情報を確認してください。記事内には広告を含む場合があります。
車を買い替えることになったけれど、去年買ったスタッドレスタイヤがまだ新しい。次の車でも使えたらいいのに、と思いますよね。
結論から言うと、スタッドレスタイヤを次の車に流用できるかは、タイヤの互換性を「サイズ」「荷重の表示」「ホイールの取り付け部分」「ナット」「空気圧センサー」の順に確かめれば判断できます。どれか1つでも合わなければ、そのままでは使えません。
この記事では、確かめる順番と、使えない時の選択肢を紹介します。まずは今のタイヤの側面の表示と、次の車の指定タイヤサイズを並べてみてください。
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車を買い替えたらスタッドレスは使える?先に結論
次の車で使えるのは、タイヤのサイズが次の車の指定(新車時の標準サイズやオプションサイズ)に合い、ホイールも次の車に取り付けられる場合です。タイヤが合ってもホイールが合わない時は、タイヤだけ別のホイールに組み換える方法もあります。
『同じメーカーの車だから、きっと使えるよね』と思う方もいるかもしれません。
実は、同じメーカーでも車ごとにタイヤサイズやホイールの取り付け部分は違います。見た目が似ていても、確かめずに付けるのは避けてください。
タイヤの互換性は「タイヤ」と「ホイール」に分けて考える
流用を考える時は、タイヤとホイールを分けて考えると考えやすくなります。
| 分けて考えるもの | 合わない時に起こること | 合わない時の手 |
|---|---|---|
| タイヤ(サイズ・荷重・速度の表示) | 車の指定に合わず、安全や車検に関わる | そのタイヤは次の車では使わない |
| ホイール(穴の数・間隔・大きさ) | そもそも取り付けられない | タイヤだけ別のホイールに組み換える |
| ナット | 座面の形が合わず、緩むおそれ | ホイールに合ったナットを用意する |
| 空気圧センサー(TPMS) | 警告灯が点く、空気圧の警報が正しく働かない | 店でセンサーの有無と登録を確かめる |
タイヤの組み換えの考え方は、タイヤの組み換えとはで紹介しています。
買い替えのパターン別の見通し
よくある買い替えのパターンごとに、流用しやすさの見通しをまとめました。あくまで目安なので、最後は1台ずつ確かめてください。
| 買い替えのパターン | 流用の見通し | 特に見ておきたいこと |
|---|---|---|
| 同じ車種の新しい型へ | 合うこともあるが、型が変わるとサイズが変わることも | 指定サイズとホイールの穴 |
| 同じメーカーの別の車種へ | 車によって大きく違う | サイズ・ロードインデックス |
| 別のメーカーの車へ | ホイールが合わないことが多め | 穴の数と間隔・ナットの座面 |
| 軽自動車から普通車へ | タイヤサイズが合わないことがほとんど | 流用より売却を検討 |
| セダンからSUV・ミニバンへ | 車重が増え、荷重の表示が足りないことも | ロードインデックス |
『うちは同じ車種の乗り換えだから大丈夫』という時も、新しい型でサイズが変わっていないか、カタログや取扱説明書で確かめておきましょう。
次の車で使えるかを確かめるチェック表
確かめる順番は、サイズ、ロードインデックスと速度記号、ホイールの穴、ナット、TPMSです。前の項目で合わなければ、その先を見る必要はありません。
『どこから見ればいいの?』という方のために、順番に並べたチェック表を作りました。上から順に見ていってください。

| 順番 | 確かめること | 見る場所 | 合わない時 |
|---|---|---|---|
| 1 | タイヤサイズが次の車の指定と同じか | タイヤの側面、次の車の運転席ドア付近の表示・取扱説明書 | 原則使わない |
| 2 | ロードインデックスが指定以上か | サイズ表記の最後の数字 | 使わない |
| 3 | 速度記号を4本そろえられるか | サイズ表記の最後の英字 | 店に相談 |
| 4 | ホイールの穴の数と間隔が合うか | ホイールの仕様、販売店での確認 | タイヤだけ組み換える |
| 5 | ホイールが車体からはみ出さないか、ハンドルを切って当たらないか | 店で仮に合わせてもらう | 使わない |
| 6 | ナットの座面の形がホイールに合うか | ナットとホイールの取り付け部分 | 合うナットを用意する |
| 7 | TPMS付きの車か、センサーの登録が要るか | 次の車の取扱説明書 | 店で相談する |
| 8 | タイヤ自体がまだ使える状態か | プラットホーム・製造年週・ひび | 買い替えを考える |
1. タイヤサイズは「同じ」が基本
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は、タイヤは自動車メーカーが指定した標準タイヤかオプションタイヤから選ぶのが基本としています。
「195/65R15」のような表記が、次の車の指定と同じかをまず見てください。サイズ表記の読み方はタイヤサイズの見方で紹介しています。
2. ロードインデックスと速度記号
サイズが同じでも、表記の最後の「91Q」のような部分が違うことがあります。数字はロードインデックス(1本が支えられる重さの目安)、英字は速度記号です。
JATMAは、4本とも同じサイズ(ロードインデックスと速度記号を含む)にそろえるよう案内しています。次の車のほうが重い場合は、ロードインデックスが指定を下回らないかを特に見ておきましょう。
3. ホイールの穴の数と間隔
ホイールは、車ごとにボルトを通す穴の数と、その間隔が決まっています。ここが合わないと、そもそも取り付けられません。
中心の穴の大きさや、ホイールが外側にどれだけ出るかも車ごとに違います。自分で判断しにくい部分なので、店でホイールの仕様と次の車を照らし合わせてもらうのが確実です。
4. はみ出しと車体への当たり
保安基準では、タイヤやホイールが車体の外側にはみ出していないことが求められます。乗用車は、タイヤ部分が10mm未満なら、はみ出していないものとみなされる扱いがあります。
JATMAは、取り付けた後にハンドルを左右いっぱいに切って、タイヤが車体に当たらないかも確かめるよう案内しています。
店に相談する時の伝え方
ホイールの穴や車体への当たりは、店で見てもらうのが確実です。相談する時は、次の車の情報とタイヤの表示をメモして持っていくと話が早く進みます。
例えば、こんなふうに聞いてみてください。
「前の車で使っていたスタッドレスです。今度の車に付けられるか、ホイールとナットも含めて見てもらえますか?」
「タイヤの表示と、新しい車の指定サイズを見せてください。ホイールの穴も合わせて確認しますね」
軽自動車どうしならタイヤの互換性は高い?
軽自動車どうしは似たサイズが多いのですが、同じサイズとは限りません。軽自動車のタイヤの互換性も、サイズ・ロードインデックス・ホイールの穴・ナットを1台ずつ確かめるのが基本です。
『軽から軽への買い替えなら、そのまま使えるでしょ?』と思いますよね。
確かに、軽自動車は145・155・165といった幅のタイヤが多く、ホイールの大きさも近いことがよくあります。ただ、偏平率やインチが違ったり、ロードインデックスが違ったりすることもあるんです。
軽自動車で特に確かめたいこと
- 幅だけでなく、偏平率とインチまで同じかを見る
- ロードインデックスが次の車の指定以上かを見る
- 前後で違うサイズを指定している車ではないかを見る
- ホイールの穴の数と間隔が合うかを店で見てもらう
- ナットの座面の形がホイールに合うかを見る
前後でサイズが違う車もあります。その場合は、前と後ろで別のタイヤが必要になるので、4本同じサイズのセットはそのままでは使えません。
軽自動車のサイズの見方は軽自動車のスタッドレスタイヤのサイズで紹介しています。
軽トラックなど小形トラック用のタイヤ
軽トラックのタイヤには「LT」の表示があるものがあります。LTは小形トラック用タイヤのことで、乗用車用とは規格が違います。
軽トラックと軽乗用車の間での流用は、荷重の条件が大きく違うので、店に相談してから決めてください。
ナットとTPMSで見落としやすいこと
ナットは「ホイールに合ったもの」を使うのが基本です。TPMS(タイヤ空気圧警報システム)付きの車は、ホイールを付け替えた時にセンサーの装着や登録が要ることがあります。
タイヤとホイールが合っても、最後に見落としやすいのがこの2つです。
ナットはホイールに合わせる
JATMAは、ホイールを交換する時は、そのホイールに合ったナットを使うよう案内しています。ある自動車メーカーの取扱説明書にも、使っているホイール専用のナットを使うよう書かれています。
ナットの座面の形は、自動車メーカーやホイールによって違います。例えば、ある自動車メーカーは自社の軽自動車のナットを「球面座」と公式に案内しています。
前の車のホイールを使う時は、前の車で使っていたナットを一緒に持っていくのが基本です。ナットの種類はスタッドレス用ホイールのナットは夏用と同じでいい?で紹介しています。
TPMS付きの車は取扱説明書を見る
TPMSは、タイヤの空気圧が下がった時に警告で知らせる装置です。新しい年式の車では、TPMSの装着が義務の対象になっています。
TPMS付きの車の取扱説明書の例では、ホイールを付け替える時は、付け替えたホイールにも空気圧センサーを付け、専用のIDコードを登録する必要があるとされています。登録しないと、しばらく走った後に警告灯が点くそうです。
前の車のホイールにはセンサーが付いていないのに、そのまま次の車に付けてしまうケースです。警告灯が点いたり、空気圧が下がっても知らせてくれなかったりします。方式や手順は車ごとに違うので、取扱説明書を見て店に相談しましょう。
タイヤ自体がまだ使えるかも確かめる
サイズが合っても、タイヤそのものが冬用として使える状態でなければ流用する意味がありません。プラットホーム・ゴムの硬さ・製造年週を見ておきましょう。
『せっかく合うなら、古くても使いたい』という気持ち、分かります。ただ、冬用タイヤとして使えるかは別の話です。
| 見るところ | 判断の材料 | よりどころ |
|---|---|---|
| プラットホーム | 出ていたら冬用としては使わない(残り溝が新品時の50%の目印) | JATMA |
| ゴムの硬さ | 溝があっても硬くなると十分に効かない。店の硬度計で確かめられる | タイヤメーカーの案内 |
| 製造年週 | 側面の4桁で確かめる。使い始めて5年以上は点検、製造から10年は交換を推奨 | JATMA |
| ひび割れ・傷 | コードに達する傷は使えない | JATMA |
保管していた期間も思い出しておく
前の車から外して、しばらく物置に置いていたタイヤもありますよね。
ゴムは使っていなくても時間とともに劣化するとされています。保管中の劣化が気になる時は、取り付ける前に店で点検してもらうと安心です。
使えない時の選択肢と、車ごと手放す時の考え方
次の車で使えないスタッドレスは、付けたまま車と一緒に売る、タイヤだけ売る、処分するのどれかになります。車の売却と一緒に考えると、手間と損を減らしやすくなります。
『サイズが合わなかった。このタイヤ、どうしよう』となった時の選択肢を並べてみました。

| 選択肢 | 向いている状況 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 次の車に流用する | サイズ・ホイール・ナットが合う | TPMSや状態の点検を忘れない |
| タイヤだけ組み換えて使う | タイヤは合うが、ホイールが合わない | 組み換えの工賃がかかる |
| 付けたまま車と一緒に売る | 冬に車を手放す、外す手間をかけたくない | 査定で評価されるかは店によって違う |
| タイヤだけ売る | 状態がよく、製造年週も新しい | 年数や溝の状態で値段が変わる |
| 処分する | プラットホームが出ている、古い | 引き取りの方法と費用を確かめる |
タイヤ代と今の車の価値を並べてみる
まだ買い替えを迷っている段階なら、次の冬に向けてかかる費用と、今の車の価値を並べてみるのも手です。
例えば、スタッドレスが次の車で使えず、今の車も車検や修理が近いとします。この時は、タイヤを買い直す費用と車検代を合わせた額を、今の車の査定額と比べてみてください。
『乗り換えるなら今か、もう1シーズン乗るか』の答えが、数字で見えてきますよ。
下取りか、買取店に売るか
今の車をディーラーで下取りに出す方も多いですよね。下取りだけでなく、買取店に売る方法もあります。
下取りの相談をする時は、スタッドレスの扱いも一緒に聞いておくと話が早く進みます。
「スタッドレスを付けたまま下取りに出した場合と、外した場合で、額は変わりますか?」
「車の査定と合わせて、両方の場合をお伝えしますね」
複数の店で査定を受けると、今の車のおおよその相場が分かります。下取りの額と比べてから決めても遅くありません。
- スタッドレスを次の車で使えるかを先に確かめる
- 付けたまま渡すか、外してから渡すかを決める
- 下取りの額と、買取店の査定額を両方聞く
- 分かっている不調や傷は査定の時に正直に伝える
- 契約前にキャンセルの条件と代金の支払い時期を確かめる
国民生活センターは、車の売却はクーリング・オフの対象外だと案内しています。査定の場ですぐ契約せず、一度落ち着いて考えるのが安心です。
スタッドレスを付けたまま売る時の考え方はスタッドレスタイヤ付きで車を売るとどうなる?、タイヤだけ売る時はスタッドレスタイヤを売るには?で紹介しています。
ディーラーで次の車と一緒にスタッドレスを用意する時
次の車をディーラーで買う時に、スタッドレスも一緒に頼む方法もあります。考え方は車の買い替えと同時にスタッドレスを用意するには?で紹介しています。
タイヤの互換性についての知恵袋の相談
知恵袋では、「軽自動車のホイールはメーカーが違っても使える?」「家族が買い替えて不要になった冬用タイヤを自分の車に使える?」「前の軽のスタッドレスを今の軽に付けてみた」といった相談が読まれています。
よく読まれている相談を要約して、答えていきますね。
「軽自動車のホイールは、メーカーが違っても互換性がある?」
自動車メーカーが違う軽自動車どうしで、ホイールをそのまま使えるかという相談です。
メーカーが違っても使える組み合わせもありますが、穴の数と間隔、中心の穴の大きさ、ナットの座面の形が合うかで決まります。どれか1つでも合わなければ使えないので、店で照らし合わせてもらうのが確実です。
「家族が買い替えて余った冬用タイヤを、自分の車に使える?」
家族が車を買い替えて不要になった冬用タイヤを、自分の軽自動車で使えないかという相談です。
考え方は、自分の車を買い替えた時と同じです。サイズとロードインデックスが自分の車の指定に合うか、ホイールとナットが合うかを確かめます。
あわせて、製造年週とプラットホームも見ておきましょう。家族が何シーズン使ったタイヤかも聞いておくと、判断しやすくなりますよ。
「前の車のスタッドレスを今の車に付けてみたけど大丈夫?」
以前乗っていた軽自動車のスタッドレスを、乗り換えた別の軽自動車に付けてみた、という相談です。
付けられたとしても、それで問題がないとは限りません。ハンドルを左右いっぱいに切って車体に当たらないか、ナットがきちんと合っているかを店で見てもらってください。
JATMAは、タイヤを取り付けた後、走り始めて100km程度でナットを締め直す(増し締め)よう案内しています。
新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。
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よくある質問
車を買い替えたら、スタッドレスタイヤは流用できますか?
タイヤサイズとロードインデックスが次の車の指定に合い、ホイールとナットも合えば流用できます。TPMS付きの車は、センサーの装着や登録が要ることもあります。
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使えないスタッドレスは車と一緒に売れますか?
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まとめ
- スタッドレスを流用できるかは、タイヤとホイールを分けて確かめる
- 順番はサイズ、ロードインデックス・速度記号、ホイールの穴、ナット、TPMS
- 軽自動車どうしでも、サイズやホイールが同じとは限らない
- 合っても、プラットホーム・ゴムの硬さ・製造年週で使える状態かを見る
- 使えない時は、付けたまま売る・タイヤだけ売る・処分するを比べ、車は下取りと買取店の両方で査定を聞く





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